今月の初めに進研模試を受験した高校生の皆さんは、自己採点をしてその結果に一喜一憂していることでしょう。
特に高校1年生にとっては初めての全国模試ということになりますので、高校の勉強の難しさを改めて思い知った人も多いのではないでしょうか。
とはいえあくまでも「模試」ですから、解けなかった問題は入試本番までに解けるようになれば問題ありません。夏の間に弱点の克服をしっかりと図りましょう。
ところで、「弱点を克服する」といっても、
「模試で解けなかった箇所が本当に高校で学習した内容なのか?実は小中学校で学習した内容ではないのか?」
ということが問題となってきます。
前者の場合は高校で習った内容を復習すればいいだけなので問題ないのですが、後者の場合はそれだけでは足りません。
高校生なのだから中学校までの内容は完璧に解ける!と自信持って言える人はそう多くはないと思います。苦手な教科やジャンルはそのままほったらかしにしてしまっている人もいるでしょう。
ところが、そのような小中学校で習った基本的な内容が所々抜け落ちていたりすることが原因で高校の問題が解けなかい、ということも往々にして存在しますので、そのポイントまで遡って練習をする必要があります。
当時はよくわからなくてなんとなくスルーしてしまったような問題も、数年経った今ならすんなりと解けることもあります。そうでないなら改めて解き方を身につければ良いのです。
夏休みはそういう弱点を補強するのにぴったりのタイミングだと思いませんか?
「高校生にもなって小学校の問題を解いているなんて噂されると恥ずかしいし…」
などと思う必要はありません。
現在解けない問題を解けるようにするために、学年関係なく過去に遡って復習することは弱点克服の正しい手法です。
(文責:岡本)