「こんばんわー」
と塾にやってきたのは中学3年生のMちゃん。
「おお、M! 待っていたよ」
と声をかける友達もいたり。
さて、お友達の歓迎が落ち着いたところで、声をかけてみた。
「Mちゃん、実力テストどうでしたか?」
「英語が難しかったです。」
「ほお、ほお」
(まあ、そうだね。今の力では英語はまだ難しいだろうと踏んでたので予想通りの反応)
「…で、気になるのは数学なんだけど。数学どうだった?」
「数学、結構できましたよ。」
「おお~、で、1次関数の問題はどうだった?」
(指導者としてはここが1番気になっていたところだし、なんなら今回のテストはここしか気にしていない。なぜなら、夏期講習の間に苦手克服として対策してきたのが、この1次関数の分野だからだ)
「できましたよ、1次関数」
「ほらね。やればできるんだよ。やったじゃん!」
「全部できましたよ」
「え!? 全部?」
「はい」
「それはすごいね」
学校の三者面談でも「実力テストの点数が伸びてきて、合格しそうなラインまで来たところだからこの調子で頑張ってね」と言われたようだ。
では、これに気をよくして、さらにギアを上げてがんばろうか、Mちゃん。