従来のAIは、
「分類・予測・判定」に優れていた。
「生成AI」となると、
新しいコンテンツの生成、
これに優れている。
例えば、
文章作成、画像生成、作曲。
入力の仕方も以前とは違う。
従来のAIは、
数値や画像データだ。
「生成AI」となると、
文章での指示となる。
これを専門用語では、
「プロンプト」と言う。
このプロンプトの作成に関して、
どうしても仕事上で「差」が出る。
「『AI』を使えば皆同じ結果だよ!」
こう勘違いしている人もいるが、
実際はまったく違う。
AIを使う人と使わない人。
それならば、
AIを使う人の方が断然有利。
「金棒(かなぼう)」を、
持って素手の相手と闘うのに、
等しいから。
だが、
両者がAIを駆使できる場合は、
どうなるだろうか?
答えは明白。
もともとの能力差がそのまま出る。
よって、
普通の人が金棒を使っても、
相手が「鬼」ならば、
「鬼に金棒」の状態になるので、
勝てない。
※「鬼に金棒」の本来の意味は違うが。
AIを対戦する両者が使えば、
結局は実力(=能力)勝負になる。
従来と変わらない。
ところで、
AIに対して将棋界の対応は?
それは、
「AI」対「人間」という次元から、
「AI」を活用するのがあたりまえ、
つまり、
AIを駆使しながら人間が進化する、
そういう次元に上昇した。
このときに出てきた天才棋士が、
藤井聡太(当時14歳)だ。
だからさんざん言われた。
「AIで強くなったんだろう?」
「AIの申し子だ!」
こういった類の言葉だ。
だが、実態はかなり的ハズレ。
もともとの天才が努力に努力を重ねて、
強くなっていき、
「AI」を活用できる環境をも、
自ら構築(自家製PCを組み立て)、
最強のツール(金棒)を使って日々研究。
この段階に行き着くまでには、
当然いくつもの壁があった。
まず最新のAIソフトといっても、
毎年「世界一」は更新される。
AIソフト同士の世界選手権があり、
前年覇者となったソフトは、
能力値がそのままの場合には、
翌年にはランキング外。
今年度に出てきたソフトには、
まったく歯が立たない。
圧倒的なレベルで優勝したソフトも、
翌年には下剋上(げこくじょう)される。
最新のソフトをようやく自分のPCに、
インストールしても、
翌年には最新のソフトをもつ棋士には、
研究で大幅な遅れが出るため、
対局では勝てない。
同じソフトを手に入れても、
今度はPCのスペックで差が出るため、
自作PCには市販のPCでは勝てない。
だが藤井聡太はすべて対応した。


