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塾長の考え(小学生の時の子育て)⑥

中学生の時の結果は、

 

小学生の時に原因がある。

 

それは成績だけではない。

 

学習習慣もそうだが、

 

ものの考え方も見方もだ。

 

小学生のときの子育てで、

 

気を付けなければいけないのが、

 

しつけと強制を混同することだ。

 

しつけは誰がするのか?

 

それは親(ほぼ母親)。

 

小学校の先生は、

 

あくまでも補助である。

 

「しつけ」はわが子のために、

 

するものであって、

 

親のコントロール欲から、

 

やるべきではない。

 

子どもは非力な存在であり、

 

親の言うことを聞かなければ、

 

生きていけない。

 

だから、

 

自分の要求が通らなくても、

 

我慢する。

 

その要求の種類が問題であり、

 

わがままな要求は、

 

通用しないことを、

 

親がしつけとして教えなければ、

 

いけない。

 

しかし、

 

知的好奇心から来る、

 

探求心からの要求の場合、

 

それに付き合うことができるか、

 

それは親の器量次第だ。

 

このとき親の教養が問われる。

 

実は「子育て」には、

 

親の学び直しの側面があり、

 

親の「再体験」的要素もある。

 

自分が子どもの時には、

 

まったく見えていなかったこと。

 

それをわが子の体験とともに、

 

再認識や追体験ができる。

 

これにより、

 

親は子どもと共に成長する。

 

親もわが子と共に進化するのだ。

 

だから、

 

教育は共育と言われるわけだ。

 

これは塾講師にもあてはまる。

 

私が小学生や中学生、

 

高校生や予備校生から、

 

教えられたことは多い。

 

なにせ、

 

自分の視点とはまるで違う、

 

「そんな見方があるのか」

 

「そんな考え方があるのか」

 

「そんな感じ方があるのか」

 

と毎回今でも思わされることは、

 

多い。

 

こちらが人生の先輩者であり、

 

塾の先生であるからといって、

 

何でもわかっているわけではない。

 

そのことを、

 

何万回体験してきたかわからない。

 

大学生時代の4年間。

 

毎日のように塾講師のバイト、

 

大学卒業と同時に塾を立ち上げ、

 

トータルで言えば、

 

今年で塾講師として38年目。

 

塾長として34年目だ。

 

先日読んだある本の著者が、

 

「私は生徒と1万時間以上、

向き合ってきたのです」

 

「だからわかるのです!」

 

と主張していたのを読んで、

 

「あれ、自分は…どうだろう」

 

と思ったので計算してみると、

 

塾講師のバイトの時代を除いて、

 

「7万時間以上」

 

生徒と向き合ってきたことが、

 

わかった。

 

おそらくだが、

 

食材に賞味期限があるように、

 

私の場合も、

 

「10万時間」を超えたあたりで、

 

引退するのだろうと思う。

 

間違いなく今が絶頂期だと、

 

自負はしているが、

 

いつまでもできるほど、

 

塾長業は甘い仕事ではない。

 

引退はいずれする。

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