「小学校学習指導要領」
これは、
文部省が定める全国共通の、
教育課程の基準だ。
この最新版(平成29年改訂)では、
「何ができるようになるか」
がテーマであり、
3つの柱がある。
①「知識・技能」
②「思考力・判断力・表現力」
③「学びに向かう力・人間性」
これは中学校指導要領も同じ。
だから、混ぜて話すが、
この3つのうち、
塾がやりがちな暗記重視の指導は、
①に重点を置いたやり方。
小学校内のテストは、
宮崎の場合、
附属小学校を除けば、
基本的な問題しか出ない。
次に、中学校になるが、
附属中学校を除けば、
同じく基本的な問題しか出ない。
(私立中除く)
何なら、
直前配布のプリントや、
普段使っている学校の問題集。
これらと全く同じ問題を、
「定期テスト」
として出題している。
よって、
私はこの点に着目して、
「テスト範囲」が配られれば、
その範囲(のプリントと問題集)
を徹底的に2~3回直前にやる、
という特訓をテスト1週間前から、
行った。
その結果どうなったか?
成績が上がる生徒が続出した。
この徹底さが、
他塾よりも優れていたために、
「いい塾だ」と認知された。
私もそれで満足だったし、
何の問題もないと思っていた。
それが平成5年(1993年)から、
2015年くらいまで続いた。
で、やり方を変えた。
(テストの)
直前の1週間は何をしてもよい。
質問も全部受け付ける、と。
「テスト範囲の2~3回は?」
それはテスト1週間前には、
とっくに終わっている。
範囲が出たら慌ててやるのは、
本来おかしいことだ。
前から塾に来ているのであれば。
それでどうなったか?
テスト直前の丸暗記主体の、
「追い込み」から生徒が解放された。
1週間前の時点でできていれば、
慌てて、
やる必要はないのである。
定期テスト直前の特訓を、
バリバリやっていたときの、
反省点を以下に述べる。
まず中学生のほとんどが、
「直前の塾の特訓で何とかなるよ!」
と考え出した。
(依存しだした)
なので普段からの勉強が、
適当になっていった。
「どうせ直前にやれば点数はとれるさ」
その考えがほぼ全員に浸透したのである。
生徒が「自立型人間」とは、ほど遠い、
「依存型人間」になっていくという、
失態を私自ら招いていったのだ。
だが、
この事実は親御さんたちには、
まったく気づかれない。
むしろ喜ばれる。
(学校の)成績は上がるからだ。
だが、
この副作用(毒)は、
高校受験程度では出てこない。
全員合格するから。
出てくるのは、
高校に入学した後だ。


