数学の問題で、間違えた問題、解けなかった問題は
どうしていますか?
さすがに、高校生は大丈夫だとは思いますが。
中学生はどうしていますか?
途中式の意味を検討せずにただ書き写す、
または式を無視して答えだけを書き写す。
こんなふうに処理している人が多いのでは!?
これは数学において「勉強している」とは言いません。
模写です。
模写をしている以上は「模写」の技術が上がるだけであって
「数学」ができるようになることはありません。
数学の「式」には意味があります。
「式」を使わずに、考え方のすべてを「文」で書くこともできるのですが、
それだとあまりにも長くなってしまうため、「文」を記号化した「式」を使うのです。
だから「式」を立てられないということは考え方を説明できない(「文」で書くこともできない)
ということであり、考え方を理解していないということです。
したがって、考え方を理解できなかった人が正解の式をただ書き写しても
意味はないのです、全く。
「なぜ、その式になるのか」ということが一番大事であり、ここに100%の力を注がなければいけません。
それが理解できるようになれば「式」が立てられるようになりますし、
「式」が正しければ、答えは自ずと出てくるのです。
だから、答えを写す必要などないのです。
正解を書き写して、はい勉強終わり!!
という生徒さんも結構いらっしゃることでしょうが、
勉強ができるようになりたかったら、
試験に合格したかったら、
自分の人生を真剣に考えるなら、
頭を使わずにただ移すだけの「模写」はやめたほうがいいですよ。
勉強する気はあるけれど、わからなくて「模写」せざるを得ないという生徒さんは
どうぞ塾に訪ねて来てください!!