ほとんどの大学受験生は共通テストを受験し終えたが、
当塾には第二日程で共通テストを受験する生徒A君がいる。
A君はとりわけ現代文が苦手ということもなく、過去問演習でも平均すると75%前後の点数はとれていた。
本人も現代文はできるときもあれば、できないときもあり、
「現代文なんてまあそんなもんだろう、センスのある人ができるんだろう」
という認識だったみたいだ。
ところが、過去問演習の中で、現代文の小説での失点が立て続けに続いたことがあったらしく、
普段の会話の中で、A君が「現代文の第2問(小説)での失点が続いていて、点数が安定しないんですよねぇ…。」と言ってきた。
理科・社会等の他の教科が仕上がってきていたのもあって、
現代文を勉強する時間も取れそうだったので
私は「じゃあ、この教材を使って、現代文の読み方を勉強していこう。知っていることもあるかもしれないけど、目から鱗の話もあるんじゃないかな。」
これがA君には合っていたみたいで、予想以上のスピードで仕上げてきた。
A君曰く「今まで僕読み方間違っていました。ただ本を読む感覚で読んでいました。」
点数が安定しなかった現代文も今はかなりの高確率で正解の選択肢を選べるようになってきている。
読み方がわかると現代文の問題を解くのが楽しいみたいだ。
私「考え方、変わったんじゃない?」
A君「はい。現代文ってセンスじゃないですね!」