さて、昨日ある塾生のお母様とたまたま話す機会がありました。
塾部門を離れ完全に予備校と通信制高校の指導にシフトしているため
そのお母様とお話するのは久しぶりでした。
たいていどのお母様も『我が子が自ら勉強しない』という悩みを
抱えて『どうすれば勉強するようになるのか』という課題と
日々向き合われています。
だからこそ、ついつい色々と声をかけたり心配になったりするのです。
当然のことです。
しかし、実はそれではなかなか『自ら』勉強するようにはなりません。
では、どうすれば。
そのお母様に私はこう伝えました。
「気持ちはよく分かりますが、辛抱です」と。
お子さんが自ら勉強するまで『待つ』ことが大切なのです。
これは勉強だけでなく何事においても然りです。
外的要因の作用では永久に『自ら』を達成することはできません。
さらにお子さんの潜在能力を引き出すこともできません。
お子さんがさまざまな経験を通して
自ら学び、自ら思考し、自ら判断し、自ら実行するまで
じっとこらえて『待つ』。これが最大のポイントなのです。
そしてその過程においてどれだけ子どもの『成長』を
褒めることができるか。
これは子どもの自立心を育て自己肯定感を高めていくために
欠かせない要素です。
たとえば、数学の点数が64点から70点に上がったときには
たった6点…と思わず、その6点分の背景にあるお子さんの
努力(過程)を褒めてあげてほしいのです。
そのためには毎日お子さんと良好なコミュニケーションを取り
よく観察しておくことが求められます。
さあ、ここからどう変わるか。楽しみです。
ではまた次回を、お楽しみに(^^)/ posted by Yamasaki