中学生Nちゃんとの雑談の中で
「先生、なんで勉強しないといけないんですか~?」
という話が出たので、
その質問に対する回答はたくさんあるのですが、学生にとって勉強するメリットが直観的にわかりやすい回答を伝えました。
「例えば、Nちゃんが会社の社長をやっていて、1人の求人募集をかけてとき、就職希望者が2人来ました。ここで働かせてください、と。どちらも学生ですので仕事をした経験がありません。目の前にあるのは学生時代の成績や就職試験の点数のみ。
一人はそれらの成績が優秀な人、もう一人は成績がよろしくない人です。
Nちゃんは社長なので採用した人間には給料を払っていかなければいけません。じゃあ、どちらの人間を採用するんですか? という話だけど、Nちゃんどうします?」
「…成績がいい人の方を選びます」
とのこと。
「そうなるよね。でも一応理由をきいておこう。 なんで?」
「学校の成績がいい人の方が、仕事ができそうだからです」
「そうなんだよね。Nちゃんがそう思うように、採用を担当する人もそう思っているんだよ。だから自分を売り込むために学生時代に勉強しておくんだよ」
仕事をしたことのない学生を採用する際に、会社が重要視している採用基準の一つは、
『学校の勉強ができたかどうか』
です。
勉強ができる人間には、仕事ができる人間が多いので(勉強と仕事は努力や工夫をしないと結果が出ないという点で似ているからです)、今後もその採用方針は変わらないでしょう。
だから、学校の勉強というのはしんどくても、大変でも、頑張って努力して出来るようになったほうがいいと思います。
その方が未来は明るいはずですから。